Column ・ 売却 ・ Vol.14

買取保証とは|仲介と買取のハイブリッド

仲介での売却を目指しつつ、期限内に売れなかった場合の受け皿も用意しておきたい方に向けて、買取保証の仕組みとメリット・デメリットを整理します。

買取保証は「一定期間は仲介で売り出し、期間内に売れなければ事前に約束した価格で不動産会社が買い取る」仕組みです。売却時期をあらかじめ確定できる点が最大の価値といえます。

この記事の要点
  • 買取保証は仲介での売出しと買取を組み合わせたハイブリッドな仕組み。
  • 保証価格と保証期間をあらかじめ取り決める。
  • 買い替えの資金計画を立てやすく、売れ残りリスクがない。
  • 保証価格は市場相場の7〜8割程度が一般的な目安。
  • 保証発動の条件や途中解約の可否は事前確認が必要。

買取保証とは

買取保証は、一定期間は通常の仲介で売り出しを行い、その期間内に売却が決まらなかった場合に、あらかじめ約束しておいた価格で不動産会社が買い取る仕組みです。仲介による市場価格での売却を目指しつつ、期限内に売れなかった場合の受け皿も用意されているため、売却時期を確定できる点が最大の価値といえます。買い替えなど、次の住まいの決済時期が決まっている売却で選択肢に挙がることが多い仕組みです。

仕組み

買取保証は、通常の仲介での売出しと、不動産会社による買取を組み合わせたハイブリッドな仕組みです。契約の最初の段階で、保証価格(売れなかった場合に買い取る価格)と保証期間(仲介で売り出す期間)を取り決めておきます。期間内に仲介で買主が見つかれば市場価格での売却となり、見つからなければ保証価格での買取が実行されます。保証価格や保証期間の条件は不動産会社ごとに異なるため、事前に複数社の内容を比較しておくとよいでしょう。

メリット

買取保証のメリットは、買い替えの資金計画を立てやすくなることです。購入先の決済期限が決まっている住み替えの場合、売却がいつまでに完了するかが見通せることは大きな安心材料になります。また、期間内に売れなければ保証価格での買取が確約されているため、売れ残るリスクがなく、最終的な手取り額の下限をあらかじめ把握できる点もメリットです。

デメリット

一方で、保証価格は市場相場の7〜8割程度が一般的な目安とされており、通常の仲介のみで売却する場合より手取り額が下がる可能性があります。また、保証価格が用意されていることで、仲介期間中に高く売ろうとする活動の動機が弱まらないか、売出し価格の設定や実際の販売活動の内容を確認しておく必要があります。仲介期間中にどのような広告活動が行われるのかも、あわせて確認しておきたいポイントです。

向いているケース

買取保証は、買い替えにあたって購入先の決済期限がすでに決まっている場合や、転勤・入学などの事情で住み替えのスケジュールを確定させたい場合に向いています。売却時期の見通しを優先したい方にとって、検討する価値がある仕組みです。

利用前に確認すること

利用する前には、保証価格がどのような根拠で算出されているか、保証が発動する条件は何か、途中で契約を解約できるかどうかを確認しておきましょう。また、通常の仲介のみで売却する場合や、即時買取を利用する場合と比較して、それぞれの手取り額や期間の見通しを整理しておくことも大切です。

よくある質問

買取保証の価格はいくらくらいになりますか?

市場相場の7〜8割程度が一般的な目安とされています。まず仲介で売れれば市場価格、売れなければ保証価格という二段構えの仕組みです。

買取保証と即時買取は何が違いますか?

即時買取はすぐに不動産会社へ売却する方法です。買取保証はまず仲介で市場に売り出し、期間内に売れなかった場合にだけ買取が発動します。

買取保証を使えば必ず売れますか?

保証条件を満たせば期間満了時に約定価格での買取が実行されます。ただし発動条件や対象物件の要件は契約であらかじめ確認する必要があります。

まとめ

買取保証は、仲介での売却を目指しながら期限内に売れなかった場合の受け皿も用意できる仕組みで、売却時期を確定させたい方に適しています。保証価格の水準や発動条件をよく確認したうえで、通常の仲介や即時買取とも比較しながら検討するとよいでしょう。

買取保証を含め、売却時期のご希望に沿ってご提案します。

住み替えのスケジュールに合わせたご相談も、無料で承ります。