Column ・ 売却 ・ Vol.07

売り出し価格の決め方と値下げのタイミング

売り出し価格は、不動産会社の査定額を参考にしつつ、売却までにかけられる期間や売主の希望を踏まえて決めます。売り出し後は反響(問い合わせ・内覧件数)を見ながら、価格が適正かどうかを判断していくことになります。

売り出し価格は、不動産会社の査定額を参考にしつつ、売却までにかけられる期間や売主の希望を踏まえて決めます。売り出し後は反響(問い合わせ・内覧件数)を見ながら、価格が適正かどうかを判断していくことになります。

この記事の要点
  • 売り出し価格は査定額を参考にしつつ、売却期間の希望なども踏まえて決める。
  • 相場より高めに設定すると反響が少なくなりやすく、近すぎると値引き余地が少なくなる。
  • 売り出し後、一定期間(目安1〜2ヶ月程度)反響が少ない場合は価格の見直しを検討する。
  • 値下げは小刻みに繰り返すより、根拠を持って一定幅で調整する方が印象がよいとされる。
  • 価格改定のタイミングは担当者と相談しながら、反響状況を踏まえて判断する。

査定額を踏まえた価格設定の考え方

売り出し価格は、査定額をベースにしつつ、売主がいつまでに売却したいか、多少時間がかかっても希望価格を目指したいかといった意向を踏まえて決めます。急いで売却したい場合は査定額に近い価格、時間に余裕がある場合はやや高めからスタートするなど、方針によって設定の考え方が変わります。あわせて、住宅ローンの残債や住み替え先の資金計画から逆算して、最低限確保したい価格を整理しておくことも大切です。

強気な価格設定のメリットとリスク

査定額より高めの価格で売り出すと、うまくいけば希望額に近い価格での成約が期待できますが、反響が少なくなり売却期間が長引きやすいというリスクもあります。長期間売れ残っている物件は「何か問題があるのでは」という印象を購入希望者に与えることもあるため、強気な価格設定にはメリットとリスクの両面があります。

反響の見方|問い合わせ数・内覧数の目安

売り出し後は、不動産情報サイトへのアクセス数、問い合わせ件数、内覧件数などの反響を担当者と共有しながら状況を確認します。売り出し直後の1〜2週間は反響が集まりやすい時期とされ、この期間の反応も価格の妥当性を判断する材料になります。売り出し開始から1〜2ヶ月程度経っても反響がほとんどない場合は、価格設定が相場と合っていない可能性を検討する目安になります。

値下げを検討するタイミング

反響が少ない状態が続く場合、価格の見直しを検討するタイミングです。ただし季節要因(引越しシーズンかどうか)や、写真・広告文の内容が影響している場合もあるため、価格だけでなく販売活動全体を担当者と振り返ったうえで判断することが大切です。

値下げ幅の考え方

値下げをする場合、小刻みに何度も価格を下げるより、相場や反響状況を踏まえてまとまった幅で調整する方が、購入希望者に「値下げを待てば下がる物件」という印象を与えにくいとされています。値下げ幅は周辺の類似物件の価格帯から大きく外れない範囲で検討するのが基本で、下げすぎるとかえって「何か理由があるのでは」と不安を与えることもあります。値下げのタイミングと幅は、担当者の提案を踏まえて検討するとよいでしょう。

価格改定以外に見直せるポイント

価格を見直す前に、掲載写真の質、物件情報の見せ方、内覧対応の印象なども確認してみる価値があります。価格自体は適正でも、写真や紹介文の印象で問い合わせにつながっていないケースもあるため、価格改定と合わせて販売活動全体を見直すことをおすすめします。

よくある質問

売り出し価格は査定額と同じにするべきですか?

必ずしも同じにする必要はありません。売却までの希望期間や市況を踏まえ、査定額を参考にしながら担当者と相談して決めるのが一般的です。

値下げはどのくらいの期間様子を見てから検討すればよいですか?

目安として1〜2ヶ月程度、反響状況を見ながら検討するケースが多いですが、季節要因や市況によっても変わるため担当者と相談しながら判断しましょう。

値下げ以外にできる対策はありますか?

掲載写真の見直しや紹介文の改善、内覧対応の工夫など、価格以外の要素を見直すことでも反響が変わる場合があります。

まとめ

売り出し価格は査定額を参考にしつつ、売却までの希望期間を踏まえて決め、売り出し後は反響を見ながら適正かどうかを判断していきます。値下げを検討する際は、価格だけでなく販売活動全体を見直したうえで、担当者と相談しながらタイミングと幅を判断することが大切です。

価格設定や値下げのタイミングも一緒に検討します。

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