Column ・ 購入 ・ Vol.33

長期優良住宅・低炭素住宅とは|認定を受けた物件のメリット

長期優良住宅や低炭素住宅は、一定の性能基準を満たしたとして自治体の認定を受けた住宅です。認定を受けることで得られるメリットと確認ポイントを整理します。

長期優良住宅や低炭素住宅は、一定の性能基準を満たしたとして自治体の認定を受けた住宅です。認定を受けることで得られるメリットと確認ポイントを整理します。

この記事の要点
  • 長期優良住宅は、耐震性・省エネ性能・維持管理のしやすさなど一定の基準を満たした住宅として所管行政庁の認定を受けた住宅。
  • 低炭素住宅は、都市の低炭素化の促進に関する法律に基づき、省エネ性能等の基準を満たした住宅として認定を受けた住宅。
  • 認定を受けると住宅ローン控除の借入限度額の上乗せなど、税制上の優遇が用意されている場合がある。ただし年度により内容が変わるため最新情報は国税庁・国交省で確認する。
  • 認定制度は新築住宅を中心とした仕組みで、既存の中古住宅で認定を受けている例は多くない。
  • 認定を受けた住宅は、維持保全計画に基づく点検記録の保存が求められる。

結論:性能基準を満たした住宅への公的な認定制度

長期優良住宅・低炭素住宅は、いずれも一定の性能基準を満たした住宅であることを行政が認定する制度です。認定を受けることで税制優遇などのメリットが期待できますが、具体的な優遇内容や基準は制度改正で変わるため、購入検討時には最新の情報を確認する必要があります。

長期優良住宅の基準の考え方

長期優良住宅は、耐震性、省エネルギー性能、維持管理・更新のしやすさ、居住環境への配慮など複数の基準を満たした住宅を対象に、所管行政庁が認定する制度です。認定を受けた住宅は、建築時の性能だけでなく、将来にわたり長く使い続けられることを想定した仕様になっている点が特徴です。

低炭素住宅の基準の考え方

低炭素住宅は、都市の低炭素化の促進に関する法律に基づき、省エネルギー性能などの基準を満たした住宅を対象とする認定制度です。長期優良住宅とは根拠法や基準の観点が異なりますが、いずれも省エネ性能を重視した住宅であるという点は共通しています。

税制優遇の考え方

認定を受けた住宅では、住宅ローン控除の借入限度額が上乗せされたり、登録免許税・不動産取得税が軽減されたりするなどの優遇が用意されてきました。ただし優遇の内容・要件・期限は税制改正のたびに見直されるため、実際に適用されるかどうかは国税庁や国土交通省の最新情報で確認することが必要です。

フラット35との関係

フラット35には、省エネ性・耐震性など一定の基準を満たした住宅に金利を優遇するフラット35Sという制度があります。長期優良住宅・低炭素住宅の認定は、こうした金利優遇の基準を満たす根拠として扱われることが多く、フラット35の利用を検討している場合は認定の有無をあわせて確認しておくとよいでしょう。フラット35の基本はフラット35と民間住宅ローンの違いと選び方で整理しています。

既存住宅で検討する場合の注意点

長期優良住宅・低炭素住宅の認定は新築住宅を対象とした制度が中心で、中古の既存住宅で認定を受けている物件は多くありません。中古で長期優良住宅の認定を引き継いでいる物件を検討する場合は、維持保全計画に基づく点検記録が適切に保存・引き継がれているかを確認することが大切です。認定表示があるからといって内容を確認せずに判断せず、点検履歴や計画書の中身まで見ておくと安心です。

よくある質問

長期優良住宅と低炭素住宅はどう違いますか?

根拠となる法律と基準の観点が異なりますが、いずれも一定の性能基準を満たした住宅を行政が認定する制度です。どちらも省エネ性能を重視している点は共通しています。

認定を受けるとどんなメリットがありますか?

住宅ローン控除の借入限度額の上乗せや税の軽減などが用意されてきましたが、内容は制度改正で変わるため、最新情報は国税庁・国土交通省で確認してください。

中古住宅でも認定を受けられますか?

制度上は既存住宅にも認定の枠組みがありますが、実際には新築での取得が中心で、中古で認定済みの物件は多くありません。

まとめ

長期優良住宅・低炭素住宅は、性能基準を満たした住宅への公的な認定制度です。税制優遇などのメリットが期待できる一方、優遇内容は年度によって変わるため、購入を検討する際は最新の制度情報を確認しながら進めましょう。

購入のご相談は、状況に応じて個別に対応します。

資金計画や住宅ローンのご相談から、物件探し・内見同行まで、購入前後を通じてサポートします。