昨日は長い一日でした。夕方5時に新宿で契約をひとつ。夜は新宿御苑そばの炉端焼きで一息ついて、10時から千葉へ。西麻布の家に着いたのは、朝の4時でした。
「西麻布」と「8万円」は同じ文に入る
夕方17時、新宿の会社さんの事務所で、西麻布にある家賃8万円の家の契約をしてきました。「西麻布」と「8万円」が同じ文に並ぶことに、驚く方もいると思います。華やかなイメージの強い街ですが、実際に歩けば、坂の途中に昔ながらの建物がひっそり残っていて、暮らしの幅は思っているよりずっと広い。物件は出会いものだとよく言いますが、街のイメージだけで選択肢を狭めるのはもったいない。机の上の相場観より、現地の一本裏の道。あらためてそう思った契約でした。
囲炉裏の「緩」と、深夜の高速の「急」
契約のあとは、新宿二丁目の「御苑 炉庵」という魚料理のお店へ。座敷に上がって、炭の前に串で立てられた魚にじっくり火が通るのを待ちながら一杯やりました。普段は効率だ、省人化だと、時間を縮める話ばかりしている私が、魚が焼けるまでの時間はまったく苦にならない。縮めるべき時間と、手間ごと味わう時間は別物なんだと、囲炉裏の前で思い出させてもらいました。
ゆっくりした夜のはずが、10時から千葉の習志野へ向かうことになりました。用件を済ませて西麻布へ戻り、家に着いたら朝の4時。我ながら無茶な行程です。それでも、疲れだけが残る夜にならなかったのは、真ん中にあの囲炉裏の時間があったからだと思います。経営者の一日は、放っておくと「急」ばかりになる。急な連絡、急な移動、急な判断。だからこそ、途中で「緩」を挟んでおく。その貯金が、深夜の高速で効いてきました。
今日は、早めに休みます。
— 株式会社スタンドアップ 代表取締役 鳥越 雄太郎