Blog ・ 会社・経営 ・ 2026-06-12

「スタンドアップ」という社名の話

名刺をお渡しすると、ときどき聞かれます。

名刺をお渡しすると、ときどき聞かれます。「スタンドアップって、どういう由来なんですか?」。今日はその話を書いてみようと思います。

半分は、自分へのお守りでした

起業を決めたとき、社名の候補をノートに書き出しました。地名を入れた堅実なもの、不動産会社らしい漢字の名前、意味ありげな横文字。どれも悪くないのに、どこか他人の服を着ているような感じがして、決められませんでした。

最後に残ったのが「スタンドアップ」です。決め手は、立派な理念というより、当時の自分がいちばん必要としていた言葉だったから。独立の直前は、不安で眠りの浅い夜が続きました。うまくいく保証はどこにもない。それでも朝が来たら起きて、立ち上がって、動くしかない。それなら「立ち上がる」という動詞をそのまま社名にしてしまおう。弱気になった日に、自分の会社の名前が自分の背中を叩いてくれるように。半分はお守りのような名付けでした。

「立っている」ではなく「立ち上がる」

いま振り返って、この名前にしてよかったと思うのは、これが状態ではなく動作の言葉だということです。一度立てたら終わり、ではない。転んだら、また立てばいい。実際この数年、うまくいかなかった日は数え切れないほどあります。それでも社名が「立ち上がる」である以上、転んだままでいるわけにはいかないんです。

そしてもうひとつ。この仕事は、誰かが立ち上がる瞬間に立ち会う仕事でもあります。新しい街への引っ越し、お店の開業、事務所の移転。お客様の人生が一歩動くその場面に、間に立つ者として居合わせる。社名は自分のためにつけましたが、いまは「立ち上がる人の隣にいる会社」でありたいという意味も、勝手に背負わせています。

社名負けしないように、今日も現場に立ちます。

— 株式会社スタンドアップ 代表取締役 鳥越 雄太郎

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