Blog ・ 海外クライアント業務 ・ 2026-05-30

空室を価値に変えるという発想

不動産のお仕事をしておりますと、「空いているお部屋」とどう向き合うかを、いつも考えさせられます。

不動産のお仕事をしておりますと、「空いているお部屋」とどう向き合うかを、いつも考えさせられます。今日は、その発想の話です。

空室は「損」ではなく「余白」

賃貸のお部屋は、空いているとつい「損失」と捉えてしまいがちです。埋まっていない=稼いでいない、と。もちろん経営の上ではその通りなのですが、その見方だけでいますと、焦って家賃を下げる方向にばかり頭が向いてしまいます。

いろいろな現場を見てきて感じるのは、空室は使い方を待っている「余白」でもある、ということです。見せ方を変える、ターゲットを変える、手を入れて魅力を足す。同じ一室でも、発想を変えれば価値の出し方はいくつもあります。空きを埋める競争から、空きを活かす工夫へ。視点を少しずらすだけで、打ち手は増えていきます。

価値は、部屋ではなく暮らしについている

もう一つ感じるのは、お客様がお金を払ってくださるのは部屋そのものより、そこで送る暮らしなのだ、ということです。清潔さ、日当たり、ちょっとした使い勝手。同じ広さのお部屋でも、暮らしやすさの質で印象はまるで変わります。設備の豪華さより、過ごしやすさの設計が効いてくる。

そう考えますと、空室は「埋めるもの」ではなく「価値を載せる器」なのだと思います。その器をどう活かすかは、関わる人間の発想しだい。小さな会社でも、工夫しだいで戦える余地は、ここにあると感じています。

空いているお部屋を前にしたとき、「どう埋めるか」より「どう活かすか」。私はその問いから始めたいと思っています。

— 株式会社スタンドアップ 代表取締役 鳥越 雄太郎

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