日本の賃貸物件は、家具付き物件やマンスリーマンションを除くと、照明器具やカーテン、キッチンのコンロなど、生活に欠かせない設備が最初から付いていないことが少なくありません。母国の慣習と異なる場合が多いため、内見の段階で何が備え付けで、何を自分で用意する必要があるのかを確認しておくことが大切です。家具付き物件との違いについては別記事でも整理しています。
- 照明器具は多くの賃貸で備え付けられておらず、入居後に自分で取り付ける必要がある。
- カーテンやカーテンレールも、備え付けの物件と自分で用意する物件がある。
- キッチンのコンロは、備え付けの場合と自分で用意する場合があり、ガスか電気かも確認が必要。
- エアコンは備え付けが一般的だが、まれに設置されていない部屋もある。
- 内見時に、何が「設備」で何が「残置物」なのかを不動産会社に確認しておくと安心。
照明器具は自分で用意することが多い
日本の賃貸物件の多くは、天井に照明を取り付けるための配線器具(引っ掛けシーリング)だけが用意されており、照明本体は入居者が自分で購入して取り付ける必要があります。前の入居者が置いていった照明がそのまま使える「残置物」として案内される場合もありますが、これは設備ではないため、故障しても貸主に修理義務がないことが一般的です。内見の際に、照明が設備なのか残置物なのかを確認しておきましょう。工具なしで取り付けられる照明器具も多く販売されているため、入居初日に困らないよう、事前に購入しておくと安心です。
カーテン・カーテンレールの有無
カーテンレールが最初から取り付けられている物件は多いものの、カーテン自体は入居者が用意するのが一般的です。窓のサイズは部屋によって異なるため、入居前に採寸しておくと、入居後すぐにカーテンを取り付けることができます。防犯や外からの視線の観点からも、入居初日にカーテンを用意しておくことをおすすめします。
キッチンのコンロは要確認
キッチンについては、ガスコンロや電気(IH)コンロが備え付けられている物件と、コンロ自体が設置されておらず自分で用意する必要がある物件があります。特に、コンロが設置されていない物件では、置き型のコンロを別途購入するか、ガス会社に相談してビルトインコンロを設置してもらう必要があります。契約前に、キッチン設備の有無と種類(ガスか電気か)を必ず確認しておきましょう。
エアコン・給湯器などその他の設備
エアコンや給湯器、洗面台、トイレなどは、多くの賃貸物件で最初から備え付けられている設備です。ただし、築年数の古い物件などでは、エアコンが設置されていない部屋もまれにあるため、内見時に確認しておくと安心です。備え付けの設備は、故障した場合に貸主や管理会社が修理する対象になることが一般的で、これは自分で用意した家電とは異なる扱いになります。洗濯機置き場についても、給水・排水の設備だけが用意されており、洗濯機本体は自分で用意するのが一般的なので、あわせて確認しておきましょう。
内見時に確認しておきたいこと
内見の際は、部屋の中にある物が「設備」なのか「残置物」なのかを、不動産会社にひとつずつ確認しておくと、入居後のトラブルを避けられます。設備であれば故障時に修理を依頼できますが、残置物は入居者の判断で使用・処分することになり、故障しても貸主の負担にはならないのが一般的です。契約書や重要事項説明の書類にも、設備の一覧が記載されていることが多いため、あわせて確認しておきましょう。
よくある質問
照明器具はどの賃貸物件にも付いていますか?
多くの物件では照明本体は付いておらず、入居者が用意して取り付ける必要があります。配線器具のみ設置されているのが一般的です。
コンロが付いていない物件はどうすればよいですか?
置き型のコンロを購入するか、ガス会社に相談してビルトインコンロの設置を依頼する方法があります。契約前に確認しておきましょう。
「残置物」と「設備」の違いは何ですか?
設備は故障時に貸主・管理会社が修理する対象ですが、残置物は前の入居者が残した物で、故障しても貸主の負担にはならないのが一般的です。
まとめ
日本の賃貸は、家具付き物件を除くと照明やカーテン、コンロなどが備え付けられていないことがあります。内見の段階で何が設備で何を自分で用意する必要があるのかを確認しておくことで、入居後に慌てずに生活を始めることができます。