Column ・ 外国人向け ・ Vol.08

家具付き物件・マンスリーマンションと普通の賃貸の違い

短期の滞在を考えている方によく検討されるのが家具付き物件やマンスリーマンションです。通常の賃貸との違いを整理します。

短期の滞在を検討する際によく比較検討されるのが、家具付き物件とマンスリーマンションです。どちらも家具家電があらかじめ用意されており、通常の賃貸に比べて初期費用や引越しの手間を抑えられる点が特徴ですが、契約形態や費用の考え方は通常の賃貸借契約とは異なります。滞在期間の見通しや荷物量に応じて、どちらが合うかを検討することが大切です。

この記事の要点
  • 家具付き物件は家具家電があらかじめ設置されており、初期費用や引越しの手間を抑えられる。
  • マンスリーマンションは月単位で契約できる短期滞在向けの住まいの形態。
  • 通常の賃貸借契約と異なり、短期利用を前提とした契約では期間や更新の考え方が異なる。
  • 敷金・礼金がない代わりに、月額費用に諸費用が含まれていることが多い。
  • 滞在期間の見通しや荷物量、長く住む予定があるかどうかで選び方が変わる。

家具付き物件とは

家具付き物件とは、ベッドや冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの家具家電があらかじめ設置されている賃貸物件のことです。入居時にこれらを一から揃える必要がないため、初期費用や引越しの手間を抑えられる点が大きな特徴です。特に来日直後で日本国内に生活用品を持っていない場合や、短期間の滞在を予定している場合には、家具家電の購入・処分の手間を省ける利点があります。一方で、家具家電がもともと備え付けられている分、月額の賃料は通常の賃貸物件よりもやや高めに設定されていることが多く、長期間住み続ける場合には総額で見ると割高になることもあります。契約前には、備え付けの家具家電の状態や、破損した場合の負担の考え方についても確認しておくと安心です。

マンスリーマンションとは

マンスリーマンションとは、1ヶ月単位など短期間から契約できる住まいの形態で、家具家電や生活に必要な設備があらかじめ整っているのが一般的です。通常の賃貸借契約のように長期間の入居を前提とせず、出張や転勤、来日直後の仮住まいなど、短期的な滞在ニーズに対応する目的で使われることが多いサービスです。運営会社によってサービス内容は異なりますが、光熱費やインターネット利用料が月額費用に含まれている場合もあり、生活を始めるまでの手続きを簡略化できる点が評価されています。滞在期間が明確に決まっていない場合でも、まずマンスリーマンションで生活を始めながら、通常の賃貸への切り替えを検討するという進め方をとる方も少なくありません。

契約形態の違い

通常の賃貸借契約は、2年間程度の契約期間を定め、双方に問題がなければ更新していくのが一般的な形です。これに対して家具付き物件やマンスリーマンションでは、定期借家契約や、運営会社独自の利用契約といった形態がとられることがあり、契約期間や更新、途中解約の考え方が通常の賃貸借契約とは異なります。特に定期借家契約の場合、契約期間が満了すると原則として契約が終了し、双方の合意がなければ更新されない点に注意が必要です。契約書を交わす前には、契約期間、更新の可否、途中解約の際の条件について、必ず確認しておくことが大切です。

費用面の違い

通常の賃貸借契約では、敷金・礼金がそれぞれ0〜2ヶ月分程度必要になるのが目安ですが、家具付き物件やマンスリーマンションの多くは、こうした初期費用が発生しない、または少額に抑えられている代わりに、月額費用の中に光熱費やインターネット利用料、清掃費などの諸費用があらかじめ含まれている場合が多く見られます。そのため、月額の賃料だけを単純に比較すると割高に感じられることがありますが、初期費用や退去時の精算までを含めた総額で比較すると、必ずしも割高とは限りません。契約前には、月額費用に何が含まれているのか、追加で発生しうる費用があるかを確認しておくとよいでしょう。

どちらを選ぶかの考え方

家具付き物件とマンスリーマンション、そして通常の賃貸のどれを選ぶかは、滞在期間の見通しと持っている荷物の量によって変わってきます。数ヶ月程度の短期滞在で、家具家電を新たに揃える予定がない場合には、家具付き物件やマンスリーマンションが向いています。一方で、長く日本に住む予定がある場合や、自分の好みの家具家電を揃えたい場合には、通常の賃貸借契約を結び、必要なものを少しずつ揃えていく方が、長期的には費用を抑えられることもあります。滞在の目的や期間がまだ定まっていない場合には、まず短期の住まいで生活を始め、状況が見えてきた段階で改めて住まい方を検討するのも一つの方法です。

よくある質問

家具付き物件は通常の賃貸より高いですか?

月額の賃料は高めに設定されていることが多いですが、家具家電購入や初期費用を抑えられる面もあります。総額で比較するとよいでしょう。

マンスリーマンションから通常の賃貸に切り替えることはできますか?

可能です。滞在中に生活の見通しが立ったタイミングで、通常の賃貸への切り替えを検討する方も多くいます。

短期滞在でも住民票は必要ですか?

滞在期間や契約形態によって扱いが異なります。詳細は各サービスの運営会社に確認しましょう。

まとめ

家具付き物件やマンスリーマンションは、家具家電があらかじめ揃っており、初期費用や引越しの手間を抑えられる点が通常の賃貸との大きな違いです。契約形態や費用の考え方も異なるため、契約期間や更新の可否、月額費用に含まれる内容を事前にしっかり確認しておくことが大切です。滞在期間の見通しや荷物量を踏まえて、自分の状況に合った住まい方を選びましょう。

お部屋探し・お手続きは、状況に応じて個別にご相談ください。

必要書類の準備から保証会社の手続き、契約内容の確認まで、外国籍の方の住まい探しを英語対応でサポートします。