株式会社スタンドアップ 社内マニュアル

賃貸仲介CRM 利用マニュアル

顧客案件の進捗管理システム(tenant-crm)の使い方。困ったらこのページに戻ってきてください。

1このシステムは何か

「賃貸仲介CRM」は、反響(お問い合わせ)から契約・引渡しまでの顧客案件の進捗を管理するツールです。 それと同時に、案件の詳細画面そのものが「今このステージで何をすべきか」を手順つきで示す 業務マニュアルを兼ねています。新人でも、案件詳細を開けば次に何をやればいいか迷わないように作られています。

案件は反響から完了まで10のステージを順番に進みます(詳しくは3章)。各ステージには「やること」の チェックリストがあり、内見依頼書や初期費用明細など、関連する社内ツールへの導線もここにまとまっています。

2アクセス方法

アクセスすると Basic認証のダイアログが出ます。ユーザー名は staff です。

パスワードは鳥越から口頭で共有します。メールやチャットには書きません。忘れた場合も鳥越に直接聞いてください。

3画面の見方

画面上部のナビゲーションに4つの項目があります。

ナビ項目内容
要対応トップページ。期限超過・期限間近・放置している案件を上から並べて表示します。まずここを見る画面です。
案件一覧全案件をステージ・担当・期限つきで一覧表示。ステージごとの件数サマリも出ます。行をクリックすると案件詳細に入れます。
📖 業務マニュアル全10ステージの手順を1ページでまとめて確認できるページ(このHTMLマニュアルとは別に、システム内にも用意されています)。
+新規案件新しい反響が来たときに案件を登録するフォーム。

10のステージ

案件は次の順番で進みます(+見送りが独立して存在します)。

反響 初回対応 物件提案 内見 申込 審査 契約 引渡し 完了 (+見送り=どのステージからでも移行可)

案件詳細を開くと、このステージの流れが横並びのステップバーで表示され、通過済みは緑、 現在地はハイライトされます。一目で「今どこにいるか」がわかります。

4新規案件の登録手順

  1. ナビゲーションの「+新規案件」をクリックする。
  2. フォームに入力する。項目は次の4つ。
    • 顧客名(必須):「山田様」の形式で入力する(フルネームは書かない。10章参照)
    • 経路:SUUMO/ITANDI/HP/紹介/その他 など
    • 担当:担当社員名
    • 希望条件:予算・エリア・入居時期など、わかっている範囲でメモ
  3. 「+ 登録(反響として作成)」ボタンを押す。ステージは自動で「反響」になり、案件詳細画面に移動する。
案件IDは自動採番されます(例:case-0717a)。登録と同時に対応ログにも「新規登録(反響)」の1行が自動で記録されます。

5ステージ更新とチェックリストの使い方

案件詳細画面の構成

案件一覧・要対応の行をクリックすると案件詳細に入ります。ここでできることは3つです。

チェックを入れる前に「担当」欄が正しく入力されているか確認してください。空欄のままだと、誰が対応したかの記録が残りません。

各ステージのチェックリスト(詳細)

関連ツールがある手順には 🔧 マークで導線が示されます。

① 反響

放置しきい値:1日
ゴール:反響を逃さず即日で一次コンタクトする
・反響内容の記録
ポータル(SUUMO/ITANDI/HP等)からの反響内容(物件・希望条件・連絡先)を案件情報に転記する。
・即日返信(自動返信の有無確認)
ポータルの自動返信が飛んでいるか確認し、手動での一次返信も当日中に送る。反響当日の返信率が成約率に直結する。
・希望条件ヒアリング準備
予算・エリア・入居時期・人数・ペット等、初回対応で聞く項目を事前に整理しておく。

② 初回対応

放置しきい値:2日
ゴール:ヒアリングを完了し、次の接点(来店orオンライン)を確定する
・ヒアリング(予算・エリア・入居時期・人数・ペット等)
希望条件を具体的に聞き取り、メモする。曖昧な希望は優先順位を確認する(例:駅距離より広さ優先か)。
・来店orオンライン打診
対面来店・オンライン相談のどちらが良いか打診し、日程候補を提示する。
・追客日程設定
次回連絡日を「期限」に設定する。放置を防ぐため必ず期限を入れる。

③ 物件提案

放置しきい値:3日
ゴール:条件に合う物件を提案し、反応を得る
・業者間サイトで候補検索
ITANDI BB/いえらぶBB/いい生活で条件に合う物件を検索し、募集中かどうかの掲載状況を確認する。
🔧 ~/bukken-check/ 業者間サイト照合CLI
・マイソク送付
候補物件のマイソクを整理して顧客に送付する。
・「提案へ」を押して公式LINEへ配信(ライブツ)
物件の「提案へ」ボタンを押すと、10分以内にお客さまのLINEグループへ物件カードが自動で届きます。押した時点でお客さまに送られるため、社内検討中の物件には押さないこと。カードに載るのは建物名・賃料・図面(社内向けの帯を消したもの)・地図/検索ボタンだけで、元付会社名は載りません。LINEグループが紐づいていない案件では何も送られません。
🔧 ライブツ(CRM→公式LINE 自動配信)
・反応確認
送付後の反応を確認し、絞り込みや追加提案につなげる。反応が薄ければ条件を見直す。

④ 内見

放置しきい値:2日
ゴール:内見を実施し、所感を記録する
・内見依頼書FAX送信
発信元=内見業者(自社)、元付は宛先とし、PDFは必ず1枚で作成・送信する。
🔧 ~/viewing-fax/ 内見依頼書自動生成
・日程確定・鍵手配確認
内見日時を確定し、鍵の手配(元付経由/自社保管)を確認する。
・内見実施・所感記録
内見後の顧客の反応・懸念点・比較物件との違いを対応ログに記録する。

⑤ 申込

放置しきい値:2日
ゴール:申込書を取得し、初期費用を提示する
・申込書取得
元付・管理会社の申込書フォーマットを取得し、顧客情報を記入して提出する。
・初期費用明細の作成・送付
月額のお支払い目安(賃料+管理費等)を必ず併記する。単一物件の場合はA4 1枚に収める。
🔧 ~/initial-cost/ 初期費用明細PDF自動生成
・必要書類案内(身分証・収入証明等)
審査に必要な書類(身分証・収入証明・在籍確認先等)を案内する。

⑥ 審査

放置しきい値:3日
ゴール:保証会社審査を通過させる
・保証会社審査状況の確認
元付・管理会社経由で審査の進捗を確認する。
・追加書類対応
追加提出を求められた書類(収入証明の追加等)に対応する。
・結果連絡
審査結果(可否・条件付き可)を顧客に連絡する。

⑦ 契約

放置しきい値:3日
ゴール:契約を締結する
・重説・契約書準備
重要事項説明書・契約書一式を準備する。
・初期費用入金確認
初期費用の入金を確認してから契約手続きに進む。
・契約締結(IT重説or対面)
IT重説(オンライン)または対面で重説・契約締結を行う。

⑧ 引渡し

放置しきい値:5日
ゴール:鍵を引渡し、入居を完了させる
・鍵渡し日程調整
入居日に合わせて鍵渡しの日程を調整する。
・ライフライン案内
電気・ガス・水道・インターネットの手続きを案内し、希望者には東京電力の住設・家電修理サービスも説明する。案内文・注意事項は6章を参照。
・引渡し完了記録
鍵渡し・入居完了を対応ログに記録する。

⑨ 完了

放置判定の対象外
ゴール:御礼と関係継続、口コミ獲得につなげる
・御礼連絡
契約・入居のお礼を連絡する。
・口コミ依頼
Googleビジネスプロフィールの口コミ依頼QRカードを渡し、口コミ投稿をお願いする。
・管理台帳へ記録
成約実績を管理台帳(社内記録)へ記録する。

⑩ 見送り

放置判定の対象外
ゴール:見送り理由を記録し、今後の反響対応に活かす
・理由の記録
見送りとなった理由(条件不一致・他社成約・音信不通等)を対応ログに記録する。

6引渡し時のライフライン案内

鍵渡し日が決まったら、電気・ガス・水道・インターネットの開始状況を確認します。そのうえで、希望するお客さまに限り、東京電力エナジーパートナーの「住設・家電修理サービス」を追加で案内します。ライフラインの無料代行と、月額料金がかかる修理サービスは別契約です。

案内するタイミング

  1. 入居日、ガス開栓の立会い、インターネット工事の有無を確認する。
  2. ライフライン手続きの案内を終えたあとに、「家電故障への備えも確認しますか」と意向を聞く。
  3. 関心がある場合だけ、公式ページを送り、料金・対象機器・開始日を説明する。
  4. 案内結果を対応ログに残す。不要と言われた場合は、その場で案内を終える。

30秒の案内トーク

「ライフラインのお手続きとあわせて、東京電力の住設・家電修理サービスもあります。毎日使うエアコン・冷蔵庫・洗濯機などの自然故障に備えられるので、メーカー保証が切れた後の修理費が心配な方は、必要に応じて入っておくと安心です。月額料金と対象条件、サービス開始日をご確認のうえご検討ください。ご案内ページをお送りしますか?」

LINE・メール送付文

先ほどご案内した、東京電力エナジーパートナーの「住設・家電修理サービス」です。

エアコン・冷蔵庫・洗濯機を対象にした家電修理サービスは月額450円、調理コンロ・給湯器も含む住設・家電修理サービスは月額680円です。いずれも対象機器の自然故障について、1回あたり最大50万円(税込)までの修理費用が対象です。

申込手続き完了日の翌々月1日からサービス開始となり、すでに発生している故障は対象外です。詳しい条件を公式ページでご確認のうえ、必要に応じてご検討ください。

https://www.service.tepco.co.jp/s/jyusetu_kaden_lp/

案内前に押さえる商品概要

プラン月額主な対象
住宅設備修理300円(非課税)調理コンロ・給湯器
家電修理450円(非課税)家庭用エアコン・冷蔵庫・洗濯機
住設・家電修理680円(非課税)上記5種類

料金・条件は2026年8月11日時点。東京電力の電気・ガス契約がない方も加入できます。商品情報は変更される場合があるため、申込前に必ず公式ページを確認してもらいます。

必ず伝える注意事項
  • 自然故障が対象。破損、汚れ、清掃、消耗品交換などは同じ扱いではない。
  • 原則、設置・購入から10年以内。中古品や保証書がない場合は製造から10年以内が基準。
  • サービス開始は申込手続き完了日の翌々月1日。開始前からある故障は対象外。
  • 修理は先にTEPCOホッとラインへ連絡する。自分で修理業者を手配すると対象外になる。
  • 賃貸の備付家電がオーナー所有なら、通常はまず管理会社へ連絡。サービスの申込み・修理依頼にはオーナー同意が必要。
  • 正式には修理サービスであり、利用者へ現金の保険金が支払われる商品ではない。

使わない表現

NG正しい伝え方
「保険なので何でも無料です」「対象機器の自然故障について、条件と上限の範囲で修理サービスを受けられます」
「今日から使えます」「申込手続き完了日の翌々月1日から始まります」
「東京電力の電気契約が必要です」「東京電力の電気・ガス契約がなくても加入できます」
「備付エアコンもそのまま加入できます」「オーナー所有なら、管理会社への連絡とオーナー同意が必要です」
対応ログ例:「ライフライン開始状況確認済み。TEPCO住設・家電修理サービスを案内し公式URL送付。検討中」/「修理サービス案内、不要との意向」

7案件メモ(対応ログ)の残し方

案件詳細画面の右側「対応ログ」カードに、これまでの記録がタイムライン形式で表示されます。

  1. 入力欄(例:「内見依頼書FAX送付。来週水曜で日程打診。」)に対応内容を1行で入力する。
  2. 「+ ログを1行追記」ボタンを押す。
  3. 日時が自動で付与されてログに追記される。
ログは追記のみで、後から編集・削除はできません。事実を簡潔に、電話した/送付した/確認したなど「何をしたか」を残す使い方が基本です。

8放置アラートの意味

「要対応」画面には、次の3種類のアラートが表示されます。

表示意味
超過「期限」に設定した日を過ぎている(最優先で対応)
期限間近「期限」が今日または明日
放置案件が最後に更新されてから、そのステージの「放置しきい値」の日数(5章の各ステージ表を参照)を超えて動きがない

「完了」「見送り」ステージはクローズ済みとして放置判定の対象外です。 アラートを消すには、案件詳細を開いて基本情報の保存・チェックリストの更新・ログ追記のいずれかを行う(=案件を動かす)か、 「期限」欄を適切な日付に更新してください。

9書類アップロード(本人確認書類等の受け取り)

お客様の本人確認書類(在留カード・運転免許証等)や収入証明などの写真・PDFは、 LINEトークで受け取らず、専用のアップロードリンクで受け取ります。

届いた書類を見る場所

https://crm.stand-up.tokyo/docs (CRM上部のナビ「📥 書類」と同じ)。 お客様から届いた書類は、案件を問わず全部ここに出ます。 新しい順に並び、行をクリックでファイルが開き、案件名をクリックでその案件へ移動します。 電子署名でいただいた書面(委任状・同意書)も同じ一覧に出ます。

リンクの配り方(2種類)

リンクの下の「📋 案内文コピー」を押すと、お客様に送る文面がそのままコピーできます。

届いてからやること

  1. 届くと info@stand-up.tokyo に通知メールが来て、案件の対応ログにも自動で記録される。
  2. 共通リンクで届いた分は「【共通】書類受付窓口」 (https://crm.stand-up.tokyo/inbox)に入る。 一覧の右端の「移す▼」でお客様の案件を選び「移す」を押して振り分ける。 送信者名も一緒に移動する。
  3. 案件ごとのリンクで届いた分は、はじめからその案件に入っているので何もしなくてよい。

受け付けるのは pdf/jpg/png/webp/heic。1件12MBまで。お客様側からは送信済みファイルは見えません。

必ず守ること

  • 書類はトークで受け取らない。トークに送られてきてしまったら、ファイルを保存してからトークのメッセージを削除し、次回からはリンクを案内する。
  • 書類を勝手に消さない。受け取った書類には保持期限があり (見送り=3ヶ月/成約=7年)、期限が来た分は毎月1日にシステムが自動で処理します。 一覧の🗑は「間違って届いた分」を消すためのものです。判断に迷ったら鳥越に確認すること。
  • 案件が終わったら(成約・見送り)、案件ごとに発行したリンクは「無効化」で失効させる。 共通リンクは失効させない(全員で使っているため)。

10運用ルール(重要)

必ず守ること

  • 顧客名は「山田様」の形式で登録する。個人のフルネームは絶対に書かない (顧客名欄・希望条件・メモ・対応ログ、すべて共通のルール)。
  • 電話番号・メールアドレス等の連絡先は、HTTPS化完了の連絡があるまで入力しない。 「連絡先メモ」欄も含めて、現時点では連絡先の詳細を書き込まない。連絡先は従来どおり社内の正式な顧客台帳・電話帳等で管理する。
  • 「提案へ」ボタンはお客さまへの送信ボタンだと思って押す。 押すと「ライブツ」が10分以内に公式LINEへ物件カードを配信し、送ったLINEメッセージは取り消せません。 社内で検討中・確認待ちの物件は押さず、お客さまに見せてよいと確定してから押すこと。
  • このシステムの情報を社外に共有しない。GitHubなど外部リモートにも一切上げない。 画面のスクリーンショットや案件情報をSNS・チャット等の社外ツールに貼らない。

11困ったとき

アクセスできない、パスワードを忘れた、画面がおかしい、操作方法が分からない、案件データがおかしい等、 気づいたことがあればすぐに鳥越に連絡してください。自己判断でデータを触らず、まずは相談を。